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日本経済新聞 『ケース用取っ手 紙製を開発』

2000.10.02
  • メディア

(2000年10月2日 日本経済新聞)

包装用ロープ、取っ手メーカーの松浦産業(香川県善通寺市、松浦公之社長、0877-62-2555)は飲料や家電製品の段ボールケースに取り付ける紙製の取っ手「ペーパータックハンドル」を開発し、1日から本格販売を始めた。これまで主流だったポリプロピレン製は分別して捨てる必要があったが、紙製のため段ボールケースと一緒に燃やせば簡単に処分できる。消費者やメーカーの間でリサイクル意識が高まっているのを背景に拡販する。

ペーパータックハンドルは細いクラフト紙を帯状に張り合わせたものを取っ手に使い、糊(のり)を塗ったクラフト紙をケースに張る。10キロまでの重さに耐えられるようにケースに貼る部分に粘着力の強い接着剤を付けた。

最近、缶ビールなどをケースごと販売する量販店が増えている。350mlの缶ビール1ケース(24本、約8.4kg)なら使えるという。社名などを印刷すれば販促にもなる。

顧客から注文が入り次第、生産を始める予定。価格は未定だが、ポリプロピレン製(1本6~7円)に比べて高くならないように設定する考え。